試合結果詳細  成蹊大学 戦(2010年9月12日)

 VS. 成蹊大学
35
7 前半 3
28 後半 5
8

日時: 2010年9月12日 16時30分 KO

会場: 秩父宮

種別: 対抗戦

1st 2nd 1st 2nd
1 4 T 0 1
1 4 G 0 0
0 0 PG 1 0
0 0 DG 0 0

Referee: 桜岡 将博

TJ1: 下村 大樹

TJ2: 米谷 秀史

TJ3: 松丸 力

成蹊大学 との過去戦績

試合日 種別 試合結果
2017/10/01 関東大学対抗戦 61 - 7
2016/10/02 関東大学対抗戦 85 - 7
2015/06/06 練習試合 83 - 10
2015/06/06 練習試合 52 - 31
2014/07/06 練習試合 69 - 17
2013/10/20 関東大学対抗戦 62 - 14
2013/04/21 東日本大学セブンズ 19 - 17
2012/08/19 練習試合 14 - 48
2011/09/11 対抗戦 52 - 8
2010/09/12 対抗戦 35 - 8

試合コメント

日中の暑さも落ち着いてくる夕方4時半からキックオフした、関東大学ラグビー対抗戦初戦の成蹊大戦。試合は35-8のスコアで勝利したものの、前半は成蹊大にリードを許す時間帯が長く続くなど快勝といえる内容ではなかった。

前半開始から不安定な立ち上がりを露呈してしまう塾。前半6分、春の練習試合から課題だったラインオフサイドを犯し、自陣ゴール正面という絶好の位置で成蹊大にPGを与えてしまう。そのPGを落ち着いて決められ先制点を許す。反撃に出たい塾はNo.8小澤副将(総4)を中心に攻めに転じる。だがその前に立ちはだかった相手の「すごく激しいタックルやブレイクダウン」(WTB三木・経4)。FB小川(環3)のハイパントに三木、FL高橋立(環4)らが必死のチャージをみせ、ボールを奪いチャンスの場面を作るも激しいタックルを食らいボールを前にこぼしてしまう。加えて「ミスが多いというのが1番です」(CTB仲宗根・総3)というようにハンドリングエラーも目立ち、敵陣で攻め続ける時間が続くもののパスの連携がかみ合わずボールをトライエリアまで運ぶことができない。32分にFwd戦から敵陣深くでボールを奪いBKs陣が順メにパスを繋いで右の大外に展開して最後は2対2の局面まで持ち込むも、抜け出したWTB金本(理4)がトライ寸前でタックルを食らってボールをこぼしてしまう。もどかしい攻撃が続く中、こう着した状況を打開したのは「とにかく前に出る」(仲宗根)姿勢だった。36分小澤が相手選手を引きずりながらの必死のゲインで中央を突破し、倒され出来た密集から20-10と繋いで、最後にボールを受けた三木が得意のステップで2人をかわしてそのままトライ。その後のコンバージョンキックもSO和田(政4)が落ち着いて決め、前半終了間際でなんとか一矢を報いて7-3のスコアで折り返す。

「自分たちの準備してきた攻撃をしっかりしよう」(林監督)と選手を叱咤激励して迎えた後半。塾が本来のラグビーを取り戻す。アタックを仕掛けて倒されてラックを作ってもまたアタックに転じるといった流れで攻撃が何次にも繋がるようになり、さらに前半以上にFwd陣、BKs陣が共にボールに積極的に絡むようになる。塾に流れが傾きかけた後半7分、自ら仕掛けた和田が相手DFを振り切り長い距離をゲインしてそのままトライ。16分にも相手ゴールゾーン目前で得たスクラムから小澤がボールを持ち出して押し込みトライ。追加点を重ねていく。20分に成蹊大に自陣右隅で2対2の状況を作られ、うまく外に振られてトライを許すも26分に再び小澤が密集からボールを持ち出しトライ。点差を広げ試合の流れを塾に引き寄せた。32分にPR古田(環3)、HO渡辺(経2)が途中出場してメンバーが代わったスクラムも終始安定。ラインアウトも本来スタメンの選手が欠場する中、試合を通して修正していきセットプレーに関して一定の収穫を得た。試合は最後42分「SO宮川(環1)のフォローとして入った」小川がトライを敵陣右隅に決め、そこで試合終了。35-8と塾が対抗戦初戦を勝利で収めた。

「成蹊大の前にくるタックルでなかなか前でコントロールすることが出来なかった」(林監督)。相手の気持ちのこもったタックルに前半攻めあぐねてしまった塾。「対抗戦はどのチームも気持ちが入ってきて、意気込んでくる」(仲宗根)のは当たり前。塾ラグビー部にとって悲願である対抗戦優勝、大学日本一の栄光をつかむために対抗戦の1戦1戦を全力で戦い抜いていく。

林監督

成蹊大の前にくるタックルでなかなか前でコントロールすることが出来なかった。慶大がやろうとしているような低いタックルで攻められ前半は巻き返すことが出来なかった。点差が今の力の差を表していて最初の方で反則が多かったところを改善していく(FwdがBKsの中央に入ってライン参加する攻撃が去年と比較して少なかったように思われたが)基本的なアタックのシステムは同じでやっています。調子良いときはもっと入るんですけど、スクラムは優位に立っていたものの全体的にディフェンスで受けていた感じがあるんですね。そこであまり勝てなかった。自分たちのアタックが少なすぎた。9番からの、8番からのパスの形をしっかりしないとなかなか小さいチームは勝てない。その形が全然前半は出来ていなかったです。(初戦の難しさはあったか)去年成蹊大との試合は前半33対0とリードしてから、後半は3トライずつお互いに決めた。3トライは強いチームとやる時のボーダーライン。去年成蹊大に取られた3トライを踏まえて、今年はとにかく失点を少なくしようと。初戦ということで改めて学生スポーツだなということを実感した。持てる力を7試合でちゃんと発揮できるか。今回はテンションを上げて成蹊大戦に臨んで去年対抗戦で優勝出来ず、大学選手権で負けた悔しさをぶつけようということで準備をした。前半選手は明らかに緊張していて対抗戦初戦を早稲田(という強敵)と同じ階段なんだという気持ちで臨んだということが彼等から自由さを奪い固さを生んでしまった。それを含めてスキルなんですが心と体のバランス、コントロールの大切さを痛感いたしました(前半から後半にかけて何かアドバイスはしたか)何故あんなにあわてているのかと、小さいチームはもっともっと順メに走ってサイドラインをいっぱいに使わないといけないんだと。形が出来ていないんですね、ハンドリングミスはミスでしょうがない、成蹊大の前に出るディフェンスもしょうがないから自分たちの準備してきた攻撃をしっかりしようと。今7対3とリードしていて御の字だろうと話をしました

小澤副将
相手のディフェンスにすごいプレッシャーを感じてハンドリングエラーやペナルティを繰り返してしまい、自分たちのやりたいラグビーはできませんでした。慶應のラグビーを今日は表現できなかったかなと思っていて、それがこういう結果につながったと思いますが、本当に勝てたのでよかったです。(悪かった点は)ハンドリングエラーですかね。細かいスキルということですかね。ハンドリングエラー然りラインアウトからのハーフウェーのパスとかそういう細かい一個一個のプレーがあんまりできなくて、チームが崩れてしまったので、細かいスキルというのが上に行けばいくほど大切になると痛感しました。(良かった点は)勝てたことですね。2年3年前は負けているので勝って反省できることがチームにとっては良いことだと思います。(竹本選手が欠場で、リーダーとして初戦を迎えたことに関して)竜太郎の分もじゃないですけど、そういう出れない人の分も、グランドに出ている22人が慶應のラグビーを体現できるチャンスをもらっているわけですので、僕たちがやるしかないという気持ちで臨んだんですが、今日はあまりうまくできませんでした。(個人的には良かったと思いますが)個人的には頑張れた場面も多少はあったと思います。(2つのトライに関して)Fwdがヤンボールの時はスクラムターンオーバ―してくれてトライできて、マイボールの時はしっかり押してくれてトライが取れたので、Fwdのスクラムに感謝したいです。(次の試合に向けて)今日出た反省点をしっかり修正して、自分たちの形を持ってアタックもディフェンスも出来れば、結果は出ると思うので、自分たちのラグビーを表現したいです。

高橋浩

(振り返って)前半、成蹊のDFが良くて、思うようなアタックが出来なかった事が反省点(スクラムは押せており、手ごたえを感じたのでは)そうですね。ただターンオーバーがもっとできたと思うので。全部ターンオーバーするぐらいの意気込みで練習からやっていきたい(メンバーも変わっていたが、ラインアウトの部分は)練習で合わせてやって試合に臨んだので、そんなに心配しないで投げられた(苦しい展開もあったが、具体的に改善点は)ピンチというかチームが上手くいってないときこそFwdでいくべきだと思っているので。もっと走ってボールをもらって、セットプレーも安定させていきたい(次への意気込み)今日出た反省点を修正して、より良い試合をすること。そして勝ちたい

立石

(今日の試合を振り返って)自分たちのラグビーが出来なかったので悔しい展開になってしまったと思います(フォーカスしていた点は)テンポを上げていこうっていうのと後はノーペナルティでやっていこうとしたのですがペナルティが多くなってしまって先制点も取られてしまったのでそこを改善していきたいです(相手の低いタックルが決まっていたが)自分たちが焦って回すことしか考えていなかった。そこに成蹊大に入られてしまったので縦に強く行くべきだったと思います(自身のタックルの出来は)僕のタックルは抜かれてもいないので可もなく不可もなく、まあ良くはなかったと思います(その他の自身のプレーについて)オフェンスで頑張りたかったのですけどいいテンポで出せなかったのでもっとブレイクダウンを頑張りたかったです(前半から後半にかけてどう切り替えたか)前半は特に自分たちのペースで出来ていなかったので焦らずに自分たちのやってきたことをフォーカスして後半に入りました(秋シーズンの自身の戦い方は)ちゃんと頑張ってLOのポジションを取ってレギュラーを取って日本一になりたいですね

高橋立

(今日の試合を振り返って)自分のミスでチームに迷惑をかけてしまったのでちょっと悔いが残りますね(前半は成蹊大の低いタックルに苦しめられたが)自分たちのミスに焦ってしまって自滅する場面がすごく多かった(初戦でプレッシャーはあったか)ないつもりだったのですが自分の知らないところであったのかなと(自身のタックルについては)最悪でした。次チャンスがあるかどうかわからないですがチャンスがあれば信頼を取り戻せるように頑張りたいです(前半から後半にかけてのチームを通じての改善点は)そんなに焦ることないだろうと。公式戦だし対抗戦の初戦だからこんなもんだろうとあまり悲観的に考えずに、ということを声掛けられて自分たちもそういうことを意識して後半に臨みました(自身の秋シーズンの戦い方は)まずは1本目になる。そして1本目で出続ける。ここがスタートだと思うのでしっかり個人的にアピールしていきたいです

和田

(試合を振り返って)勝てたことが良かったんですけど、自分たちが焦って自分たちの形ができなかったので、大きな修正点だと思います(開幕戦でしたがチームに硬さがあったか)ちょっとあったのかもしれないですね。いい感じでアップできたかなと思ったんですけど、思った以上にボールも滑りましたし舞い上がってしまったので、そこで僕らリーダーが中心となってチームを落ち着かせなければいけないと思いました(ゲームメークで意識したことは)右に左に偏ったアタックとかもあったので、順メでいこうという話をしたんですけど、もっと相手のディフェンスに対応したアタックをしなくてはいけないと思いました(自ら突破するシーンも多かったが)無理やりこじ開けていこうという感じだったんですけど、もっときれいにとりたいですね。前に前に出ていって、そこから良い展開にもっていけたらと思います(夏にやってきたことは)アタックはシェイプを持ってアタックするということと、ディフェンスはペナルティしないで切ろうという話はしていました。今日はイマイチでしたね(秋の目標は)1個1個勝っていくことが目標なので、次の試合は次の試合のフォーカスすることを遂行できるように練習していきます。個人的にはチームが勝つことができるように成長していかなければいけないと思うので、今日のゲームで言ったら落ち着いてゲームコントロールするとか、もう少し僕がしっかりすれば良い試合になったと思うので、僕自身しっかり成長していきたいと思います(日体大戦に向けて)今日は僕が全然ダメでチームに迷惑をかけてしまったので、そこは日吉で練習するしかないと思うので、1日1日次の試合に向けて練習していきたいと思います

三木

(今日の試合を振り返って)序盤は相手に気持ちが入っていて苦戦しました。点差は付きましたが相手がいいタックルをしてきて苦しい試合でした(夏明け初戦だが、夏はどのような点を重点的に鍛えたか)去年の敗戦の反省を活かして、自陣に釘付けにならないようにゲームをテンポなどでコントロールして、自分達のペースに持ち込むということを重点的に春から夏にかけて取り組みました。(前半は先制され苦戦しているようだったが)相手がすごく激しいタックルやブレイクダウンをしてきたので、それに押されてしまって、苦戦した形になりました(トライの場面についてはどうか)結果的には自分が取りましたが、途中かFwdがつらい中ボールの流れている方向に走ってくれて、そのおかげで僕の前が薄くなりました。チームが一体となって取れたいいトライだったと思います(今日の試合で見つかった課題をあげるとすれば何か)チームとしての課題は監督やチームメイトとミーティングして見つけていこうと思います。個人としては今日取られた唯一のトライが自分のタックルミスから取られたものであり、これからはそういう1本のタックルミスが負けに繋がってしまうので日常からしっかりタックルの練習をして、本番でミスをしないようにして行きたいと思います(秋の目標、また次戦の日体大戦に向けて)秋はもちろん全ての戦いを勝つのが目標です。練習試合と違い公式戦は勝つということが大事なので、日体大戦も1点差でもどんな形でもいいので勝つということを目標にしていきたいと思います。

仲宗根

(今日の試合を振り返って)ミスが多いというのが1番です。自分たちのミスでペースを崩してしまい、トライも取り切れず、相手のペースにもっていかれてしまったという形でした(対抗戦の初戦である今日のモチベーションは)去年負けた悔しさを初戦にぶつけていこう、という話もあったので気持ちの面では悪くなかったと思います(今日フォーカスしていた点は)とにかく前に出る、ということを考えていました(成蹊大の印象は)去年試合した時同様、どんどん前に出てくるディフェンスが印象的でした。最初それを受けてしまったというのが前半の反省です(夏の豪州、菅平の合宿ではどのような練習をしてきたか)豪州ではスーパー14のトップチームの素晴らしい環境で練習できてすごく勉強になりました。トッププレーヤーとも触れ合うことができました。チーム全体の練習のスタンダードや考えのスタンダードが上がったと思います(合宿の成果は発揮出来たか)あまり出来ていないです。ミスが多かったので、それによって自分たちのラグビーが出来ませんでした。一人ひとりはわからないですが、チームとしては発揮出来ていなかったと思います。(次戦にむけて)今日の試合を経て、やはり対抗戦はどのチームも気持ちが入ってきて、意気込んでくるんだと感じました。だからあと2週間しっかり調整して、気持ちも作って良い形で迎えられたら良いと思います。(秋の個人の目標とチームの目標は)自分が試合に出て、チームとしてとにかく大学日本一になることです。

金本

(今日の試合を振り返って)初戦ということで、凄く大事な試合だったのですけど、試合の内容としては、僕はちょっと脳震盪を起こしてしまって記憶が飛んでしまって全然覚えていないのです。でもやっぱり、初戦の難しさというのは感じました(相手は成蹊大だったが、モチベーションは)凄く楽しみな部分がありました。やはり高校でチームメイトとしてこの秩父宮でやっていたメンバーと、今度は敵として戦うということで、凄く楽しみにしていました(対抗戦初戦だったが、夏の成果は)やっぱりゲームのテンポのコントロールというのを、今回は重点的にやっていたので、その部分では成果が出たとちょっと思います。(次戦への意気込みは)まずは公式戦が始まってきたので、一勝一勝を積み重ねてその中で日体大戦の次に繋がるような試合内容をしていきたいです

小川
(今日の試合を振り返って)オフェンスは基本的なミス=ハンドリングミスが多すぎて、それが焦りにつながり、チーム全体としても低調になってしまった。ディフェンスは、FWをホールドしてあげる動きが遅れてしまった(後半最後のトライの場面は)完全にso宮川のフォローとして入っただけです。ごっつぁんでした(次の試合へ)パスなどのコミュニケーションを高めていければと思います