明治大学
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2009/11/01 関東大学対抗戦
14:00KO  秩父宮
1st 2nd 1st 2nd
2 4 T 0 1
1 2 G 0 0
0 1 PG 0 0
0 0 DG 0 0
Referee: 河野 哲彦
TJ1: 下村 大樹
TJ2: 佐藤 武司
TJ3: 尾形 利治
交代
8 18 立石 (54min.)
7 19 高橋 (63min.)
2 16 高橋 (75min.)
9 20 古岡 (75min.)
3 17 古田 (79min.)
13 21 落合 (79min.)
15 22 金本 (79min.)
交代
6 19
9 20
2 16
4 18
10 21
8 22

試合コメント

伝統の一戦。その戦いを見に大勢の観客が秩父宮に詰め寄った。明大との全勝同士の対決、優勝を引き寄せるため絶対に負けられない一戦であったが、39-5と大差をつけて完勝した。強豪校相手に「自分たちのラグビー」を80分間貫き、今季の塾の強さを大舞台で見せつけた。

強風が吹き荒れる悪コンディションの中、前半塾は風下を選択。「我慢の」前半が予想されたが、明大のミスも目立ち塾が完全に流れを掴む。12分にSO和田(政3)のキックボールを明大が処理ミス。CTB増田(環3)が見逃さず、ボールに食らい付きそのまま走り抜く。良い時間帯に先制トライを奪った。その後何度かペナルティから自陣奥深くまで攻めこまれる展開があったものの、塾の誇るディフェンス力で明大に攻撃の隙を全く与えない。今季大きな自信を持つセットプレー、そして前戦で大きな課題となったタックルで明大にぶつかり、それに素早くFwd陣が反応し、プレッシャーをかける。まさに「慶應のラグビー」を大舞台で、そして強豪相手に見せつけた。そしてそのプレーが結果となって現れたのは前半終了間際。自陣でCTB竹本(環3)が「低く、鋭く」入った魂のタックルでぶつかる。そのボールにWTB三木(経3)が詰め寄りターンオーバー、フォローに走っていた増田が2トライ目を挙げた。「生命線」(林監督)であるタックルからのトライ、塾にとって大きな意味を持つものとなった。

後半、風上にたつと和田がキックによる安定したゲームコントロールを見せ、敵陣でのプレーが続く。開始早々、この日明大FBが再三苦しんだダイレクトタッチから塾は陣地を獲得。そのラインアウトからLO栗原(総2)、村田(環3)がラインブレイクし、最後は密集から押し込む形でHO金子(総3)がトライを決めた。その3分後には増田のパスボールをインターセプトされ、トライを決められるものの、許したトライはこの一つのみ。チャンスは確実に点数に結びつけるー。13分には和田がしっかりとPGを決め引き離すと、22分に明大主将がFB小林(経3)に対するラフプレーで退場となると、その直後。ラックから金子が抜け出し、手を伸ばしボールを押さえ込み、27-5と引き離す。その10分後に三木がトライを加えると、さらに終了間際には小林、和田が大幅なラインブレイクを見せると、そのボールにWTB小川(環2)が反応、走り抜けダメ押しのトライを決めた。39-5。明大を終始圧倒し、最高の形でノーホイッスルを迎えた。

全ての選手がそれぞれの仕事をしっかりと果たし、まさに総力で勝利を掴み取った。誰ひとり欠けてもこの結果はない。それが松本組のラグビーなのかもしれない。そしてここまでの課題となっていた塾伝統の魂のタックルを全員が体現した。失いかけた「魂」、そして大きな自信を取り戻し、次戦いよいよ王者ワセダにぶつかる。早大戦で勝利すれば、松本組の対抗戦優勝が確定する。頂点は確実に見えているー。運命の決戦は11月23日、秩父宮で行われる。

林監督
風がすごく強い中、キックやパス共に難しいところはあったのですが、前半風下をとってしのいでいこうと思っていたのですが、前半リード出来て、後半もそのままリード出来て良かったと思います。本当に選手たちの頑張りに今は感動しています。あとはトライを取られないということにフォーカスを置いていて、インターセプトという形でトライは取られましたが、全体としてはディフェンスもよくてそれが達成できて良かったと思います。監督になって初めて5勝したので、すごくうれしいです。(前半風下を選択した理由)相手のFwdが強力であれば前半風上を選択したのですが、(明大と)春、夏2試合やって、Fwdはいけるという自信があったので、後半風上で良いという判断をしました。強いチームですと、追い付くのは難しいので前半リードしようと考えるのですが、今回はそうじゃないのかなと判断しました。(前半最後の竹本がよいタックルを見せたが)立教、成蹊戦とタックルミスでトライを取られていたので、とにかく今日の課題はタックルだけだと。とにかくディフェンスが出来るかどうかがこの先重要になってくる。特にディフェンスは慶應のチームカラーですので。生命線であるチームカラーをしっかり出していこうと成蹊戦の後にすぐに練習もしました。(次戦は早大だが)正直やってみないと全く分からない部分はある。けれど選手たちの熱、それとディフェンスが重要になってくつと思います。いかに選手を安定した精神で送り出せるかこれが重要になってくると思います。記念の年なので絶対勝ちたいですね。今日はとにかく選手たちが本当によく頑張ってくれたと思います。

松本主将
今日の明治戦にあたっては一週間前の成蹊戦でタックルミスからトライを奪われていたので、今日の一つの課題としてタックルというものに意識を持って戦いました。インターセプトのトライはあったが、相手のFwd にトライを取られなかったといのはFwdとしては良かったと思いますし、自分たちFwdでもトライを取れたというのはすごい収穫だなと思っています。ただやっぱりセットプレーからのアタックだとか、もっとセットプレーからの形を出せればもう少し出せればよかったかなとは思います。セットプレーそこまで悪くはなかったと思うので、次の早稲田戦に向けて頑張っていきたいなと思います。(明大のFwdの印象は)Fwdだけで攻めてくるというイメージがあったのですが、今年Fwdも交えてBksと一体となって、グラウンドを広く使ってラグビーをしてくると春夏通して感じていたので、Fwdばかり目を向けるのではなく、グラウンドを広く見てディフェンスをしようと意識はしていました。セットプレーは劣っていないと思っていたので、Fwdで勝てるば今日は勝てると思って、実際にトライも取れたので良かったと思います。

川村選手
(今日の試合は)勝てて良かったが、反省するべきところは反省しないといけない。あと3週間あるので、修正するべきところはしっかりと修正したい。(明大の印象は)若いチームだったので、緊張しているだろうなとは考えていた。相手が明治ってことで気合いを入れながらも判断できるようにしっかりと、気持ちだけにならないように頭を使ってやりました。(Fwd戦についてはいかがですか)もっと安定させたかった。プレッシャーをかけるのは良いが、完璧にターンオーバーをしたいと思う。(早大戦に向けては)今日みたいに気持ちが入るが、それだけにならないように頭を使って慶應のラグビーをしたいと思う。

金子選手
(今日はどういう気持ちで試合にはいりましたか)成蹊戦で自分はでていなかったが、タックルがダメで、うちのチームはディフェンスからなので、とりあえずディフェンスで0点に抑えること。ディフェンスオンリーでも良いので、そうしようと思った。(それでも自身のトライもありましたが)僕はそういうキャラじゃないんで…だけど素直にうれしい。チームで取ったトライなので僕がとったとかではなくてゲームの中のトライという感じです。(Fwd戦についてはどういう印象をもっていますか)スクラムに関してはもっと圧倒出来ると思った。ターンオーバーが出来なかったが、マイボールはほとんど出せたので良かった。ラインアウトは強風だったが、村田が良いサインをだしてくれて80%~90%とれて、栗原にしても信頼できるコーラーだと思った。(明大は)これまでで一番強かった。体も大きいし、それが慶應のペースでボールが出せなかったことに繋がったのかもしれない。そこが早稲田戦への課題ですね。(次は遂に早大ですね)ゲームとして絶対勝ちたい。去年涙を流している先輩たちを見て来たのでまずはFwdから圧倒したい。

廣畑選手
(今日の試合は大勝でしたね)別に特にはない。チーム状態は全然いい。だが、後半切れてしまった。(春の敗戦がいかされたのは)メンタル的にこういうゲームになるのは慣れていた。(スクラムは)押せたが、ターンオーバー出来なかったのが良くなかった。(ブレイクダウンはいかがですか)全体を通じて良かった。(明大Fwdは)すごく大きくて重かったが、今日はBksに回していたような気がした。(成蹊大戦から修正した点は)スクラムは攻め方が同じになっていたので、そこを直した。(次はついに早大戦ですね)こればっかりは特別な思いがあるので頑張りたい。だが、やってみないと分からないですね。

村田選手
(今日の試合を振り返って)風が強くてラインアウトとかで組み立てられたらなと思ったんですけど、やっぱり風が強くて後ろとかに投げられなかったりしたんですけど、その中ではよく取れていたかなと思います。(明治は春に負けた相手だが)相手がどこであろうと僕たちのラグビーをするというのを監督も主将も口を酸っぱくして言っているので、相手どうこうというよりも僕らのラグビーをしたから勝てたんだと思います。さっき監督もおっしゃっていたようにまだまだいけるなというところはあるので、そのまだまだいけるなという部分を3週間で詰めていって早慶戦で勝ちたいです。(今日のタックルに関しては)みんなよく入っていて、トライされたのも崩されてというよりかは僕らのミスからだったので、タックルはけっこう良かったと思います。(前半の序盤は劣勢のシーンもあったが)僕らは元々ディフェンスのチームなので自陣釘付けになったりした時も特に焦ったりはしなかったです。タックル決めていればトライは取られないので、タックルをしっかりしていきました。明治さんは近場で攻めてくるチームでFwdの勝負なので、Fwdがディフェンスで前に出るというのを意識していたので出来て良かったです。(次戦は早慶戦だがどの部分を鍛えていきたいか)ラインアウトに関しては明治より早稲田の方が競ってくると思うのでそこで競ってくる相手に対して取れるようにするというのと、あとはフィールドのブレイクダウンでは早稲田はどんどんくると思うので、ブレイクダウンを制した方が勝てると思うのでそこを意識してやっていきたいと思います。

小澤選手
風の強いなかFwdのセットプレーが安定していたのが良かった。明治の個々は強かったです。前半風下の中でも点数を奪い勝って折り返せたのが良かった。また全体的に一対一でも前に出れていて、そこも良かったと思います。(個人的なプレーは)全然です。アタックで、まず1人目は外して、2人目に入られてももっと前にゲインしていかないといかない。(早慶戦について)まずはセットプレーは安定させること。個人的にはもっと前へ。今までやってきたことを出せれば必ず勝てると思います。

和田選手
(今日の試合を振り返って)本当に周りの14人に勝たせてもらったなという感じがします。最後の方は離せたんですけど常にプレッシャーは受けていて、なかなか厳しい試合でした。(明大は春に負けていたが試合前にした対策は)相手の傾向を見て攻め方をどうしようというのはあったんですけど、結局僕たちのスタイルで戦っていきました。風が強いということもありましたし。僕たちのスタイルを貫けたというのは良かったと思います。(風が強い中でのプレーだったが気をつけたところは)とにかく風下は我慢して敵陣で戦うことが大切だと思ったので何しろキックで敵陣に入れようというのはみんな心掛けていました。(前半序盤の劣勢は)それもエリアマネージメントも含めて僕のキックがあまり伸びなかったところもあったので、80分間戦っていれば守る時間ももちろんあるのでしっかりディフェンスできたので良かったと思います。(39-5という結果については)点差よりも勝ったことが一番うれしいです。点は取られてしまったんですけど、みんなで声を掛け合いながらディフェンスできたので良いと思います。(これからも続く強豪との戦いの抱負は)本当に周りの14人に助けられたので僕がもっと成長しなければもっと強い相手には勝てないと思うし、個人的にもっとレベルアップしてみんなをコントロールできたらなと思います。(DGを狙うシーンが多かったが)点差を考えつつ、これ以上離したらもう相手が追い付けないという点差を考えつつのプレーだったんですけど、技術が足りなかったですね。もっと練習していきたいです。

増田選手
全勝対決の、絶対負けられない伝統の一戦だったので、勝てたことはまず良かった。僕のいらないパスでトライを取られてしまったけれど、チーム全体は低いタックルでいいディフェンスができていたと思います。(2トライに関して)一つ目は相手のミスにうまく反応することができてのトライでした。2トライ目は相手が無理に回してきたところを、いいタックルからボールを奪うことができ、僕はもらったボールをただ地面につけるだけでした。ディフェンスからのいいトライだったと思います。(個人的には)風などの影響もあり、ほとんど準備してきたプレーをやらなかったので、あまりボールを触る機会もなかったです。積極的にいくつもりだったんですが風が強いので無理なことはできないなと。(早稲田戦に関して)早稲田のようなミスの少ないチームと対戦するとなると、やはりチャンスは少なくなってくる。少ないチャンスを集中していかに取り切るかということが大事になってくると思います。春の早慶戦では後半追いつかれてしまって負けに等しい引き分けだったので秋はしっかり勝ちきりたいです。(個人的には)Bksは自分が引っ張るんだという意識を持ち、しっかりとゲインしていきたいと思います。

三木選手
(今日の試合を振り返って)まず勝てたということにホッとした。慶明戦は対抗戦の中でも重要な試合であり、明大は今までよりレベルが高い対戦相手だった。春に負けていたので不安も大きかった。(明大の印象)明治は個々の力が強く、Fwdに大きな選手がそろっている。実力の差がない中勝てたのは、慶大の戦術が上回っていたから。(トライについては)自分はただ置いただけ。相手を抜いた選手が評価されるべき。(増田のトライを演出したが)相手の寄りが遅いためボールを取れたし、また予想以上に寄りが遅かったためトライを演出出来た。(早慶戦に向けて)自分がいいかどうかよりも、チームとして勝てるかが大事だと思う。

小林選手
(今日の試合を振り返って)全体を振り返ると、タックルが今日の勝因にも挙げてよいほど良かった。個人としては基本のプレーを中心にうまくやれたと思う。だがノックオンなどの反則もおかしてしまい、その点は修正していきたい。(慶明戦で)ちょっとしたスペシャルプレーを用意していたが、それを使うことはなかった。ただそういった戦術を用意していたため、精神的に優位に立てた。(トライに絡む積極的な攻撃参加も見られたが)最後に竹本が良い形で放り、それがトライに繋がって良かった。(早慶戦に向けて)メンバーも確定していないので、練習から信頼を勝ち得てスタメンに入ることを目標としたい。

慶應スポーツ新聞会
中尾 紗弓

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