| 早稲田大学B | ||
|---|---|---|
![]() ![]() |
![]() |
![]() ![]() |
|
2008/12/13 関東大学ジュニア選手権 12:00KO 秩父宮ラグビー場 |
||
| 1st | 2nd | 1st | 2nd | |
|---|---|---|---|---|
| 0 | 2 | T | 4 | 1 |
| 0 | 2 | G | 2 | 1 |
| 1 | 1 | PG | 0 | 0 |
| 0 | 0 | DG | 0 | 0 |
| Referee: | 森 健 |
|---|---|
| TJ1: | |
| TJ2: | |
| TJ3: |
|
||||||||||
試合コメント
前半11分 15和田PG成功
後半
1分 14金本トライ 15和田ゴール成功
5分 15和田PG成功
17分 11保坂トライ 15和田ゴール成功
「悔しい」―。試合後、多くの選手が何度もこの言葉を口にした。最大で21点差まで離されたライバル早大に対し、一時は4点差まで迫るも最後は20-31と突き放された。黒黄をまとったジュニアチームは、地力で勝る相手に「力の差」(林監督)を見せつけられ、秩父宮の芝に屈した。
試合前、花崎主将を始め多くの部員達に見守られながら、気合いの入ったアップを行った慶大。キックオフ後も勢いそのままに試合に入った。試合序盤からFWを中心に積極的に相手にプレッシャーをかけると、たまらず早大がダイレクトタッチ。ラインアウトを起点にアタックを仕掛けた結果、ハンドの反則を誘う。これを前半11分にFB和田が冷静にショットを決め先制する。だが、風下に立っていたことと早大WTB井口の好キックが重なり、大きく陣地を下げられるとそこから徐々に形勢が不利になっていく。セットプレーからの早大が得意とする早くて強いアタックに翻弄され、次々とトライを許す。結局、前半15分以降はほとんどボールを持ってアタックを仕掛けることが出来なかった結果、3-24と大きく点差を離された。
見ている誰しもがビックスコアでの敗戦を覚悟したが、グラウンド上の選手たちは誰も諦めていなかった。慶大キックオフで始まったハイパントの応酬のこぼれ球をFL阿井がきっちりキャッチ。素早く展開したボールをWTB金本が対面を交わし、中央まで持っていく会心のトライを挙げる。その後も、SO川崎が大きく陣地を引き戻すキックを放つと、No8明本も相手ボールをチャージと次々と好プレーが生まれる。後半5分に14点差を11点差に詰める重要なPGをFB和田が決めると、試合は完全に慶大ペースに。後半17分には、インゴールぎりぎりまで迫ると、SO川崎が意表を突くキックパス。これをWTB保坂が抑え、20-24と怒涛の追い上げを見せた。
残り時間は20分、点差は4点と1トライで逆転可能。十分試合を引っくり返せる、言わば試合の「要所」を迎えた。だが、結論から言えば、ここからの戦い方に“チャンピオンチームであり、大舞台での勝ち方を知る早稲田”と“初めて決勝の舞台に挑戦した慶應”の差が生まれ、それが直接結果に結びついてしまった。急に点差を意識し始めたのか、慶大はミスが徐々に目立ち始める。一方、後半序盤はほとんど良いところのなかった早大だが、慶大の一瞬の隙を突き、流れを一気に取り戻す。後半25分に途中からFBに入った井口が自陣から慶大の高くなったタックルを掻い潜り、ビックゲイン。そこから生まれたセットプレーからのチャンスを確実に取り切り、点差を再び11点差まで離した。ディフェンスでも危ない局面で高い集中力を見せ、加点を許さずそのままノーサイドとなった。
シニアチームと同様、手ごたえをつかみながらも残念な結果に終わった早慶戦。だが、入れ替え戦に回った昨季から一転、初めて決勝の舞台にたどり着いたジュニアチームの功績は計り知れない。今季も若きチャレンジャーがジュニアチームで活躍し、多くの選手がシニアチームに昇格するチャンスを掴んだ。また、その好成績は「いい雰囲気を与えてくれて、すごいまとまっていていい状態」(花崎主将)にチームを導いた。
この快進撃の中でも4年生の果たした役割は大きい。帝京大との準決勝、試合終了直前にFL大口が挙げた逆転トライは「諦めないこと」の大切さを教えてくれた。ケガに悩まされたSO川崎はラストシーズンにして、初めて黒黄をまとった。「最後まで諦めずに、頑張っていたら結果は出る」ことをその身で証明してみせた。4年生全員が憧れの黒黄を目指しながら、チームの勝利に貢献し続けた結果、掴んだ“準優勝”という栄誉。そんな彼らに対して、見守る部員達も試合中絶えずその名を呼び、純粋に声援を送り続けていた。この敗戦、彼らの悔し涙を無駄にしないために―。チーム一丸となって、1週間後に控えるビックゲームに臨んで欲しい。
林監督
「力の差を感じた。早稲田相手にトライを取るイメージが沸かなかった。(前半は)流れが良くなかったですね。風下を意図的に選択して、21点差までは精神的にも現実的にもギリギリのラインだと思っていたので、本当に前半は限界のラインで折り返した。全く攻めれてなかったんでもっとアタックしたら絶対トライは取れると伝えた。具体的にはキックで追い込んでエリアを取っていこうと。でもそれが後半開始直後の良いトライに繋がりましたね。(四点差まで詰めてからは)自分たちのミスで苦しんだ。1対1とか細かいところで力の差が出た。 (次週の帝京戦に関しては)一回戦を見るだけではなく優勝を見据えたら、良いところに入ったなと思う。対抗戦では引き分けだったけどなんとなく流れ的に慶應が落とした感じが強いと思っている。あの時に慶應がやったように外国人に活躍する場所を作らせなければいけるんじゃないかと。慶應のラグビーの幹の部分は変える必要はないと思っています。あとは勝つイメージ、自信を持たせている。」
花崎主将
「悔しいですけど、幸せなことにシーズンはまだ終わっていない。これをモチベーションに変えていく。(途中までは4点差に)普通に戦えば、やっぱりやれるんですよね。早稲田には見習わなければならないところがある。(1週間後には帝京大戦)次は負けたら終わりなので、最大限反省して、練習を一丸となってやってそのまま次の試合につなげられるように頑張りたいです。」
PR福岡選手
「本当残念ですけど…、次負けたら終わりなんで明日からしっかり練習していきたい。下を向いている時間はない。悔しいんですけど…。(涙の理由は)応援してくれている同期とかに手紙とかもらって、出れない部員のために体張らないとと思っていたので、見ている部員に申し訳なかった。(スクラムは)プレッシャーをかけようと話していて、強みを踏んでいたので。細かいことなんですが、浮いてしまうところがあった。もっとプレッシャーをかけたかった。僕とか4年で引っ張れなかったですね。(前半は)きつかったですね。ただ、帝京戦もそうでしたし、みんなきれることなくやれていた。その分後半の入りからいけたので。(途中追い上げましたが)もう一本とれていれば、20-24のところで。一本FWでとれていれば。もっと全員集合させてやればと悔やまれます。(これを)明日、明後日につなげていきたいです。(これから1週間、4年生として)後輩に何か残せるかなと言ったら、毎日の練習で全力で引っ張っていくこと。最後まであきらめないで取り組むことが重要だと思います。1週間、最後までチャレンジして頑張ります。」
LO石川選手
「本当、最後の早慶戦になるかもしれなかったし、Bチーム最後の試合だったので勝ちたかった。僕的にもタックルを外される場面が多くて、技術不足でした。監督も言ってましたが、点差以上に力不足でした。ただ、初めて決勝という舞台に立って、秩父宮でやれていい経験にはなりました。もう一回頑張ろうと思います。(ラインアウトは)相手のラインアウトの研究もしていて、僕のサインワーク以上にHO金子のスローも安定していて良かった。ラインアウトから攻めれたので、僕の仕事はできた。ただ、相手の陣地でのラインアウトミスがあったので、そこがAチームとの違い。そこの精度が大切なんで。精度不足で、そこでトライをとれていれば、違う展開になっていたかもしれない。(お母様からも試合中声援がとんでいましたが)僕の黒黄、秩父宮で試合に出ているところを福岡から見に来てくれて感謝している。(これから)大学選手権もあるので、メンバーに入れるように頑張っていきたい。」
SO川崎選手
「悔しいです。今考えても勝てる点差だっただけに。四年間やってきて今年一番早稲田との間に力の差がないと感じた年だったから、今年だけは絶対勝ちたかった。でもまだまだ自分たちのスキルが足りなくて、早稲田の方がその辺りは一つも2つも上でした。もう四年生はいつ引退してもおかしくないし、ジュニアも今日が最後だったからこそ勝って来週の帝京戦に繋げたかった。結局一度も勝って大会を終えられることが出来ず本当に悔しいです。(黒黄を来て初めての秩父宮の舞台だったが)四年間10番をつけて秩父宮に立つことが夢だったんで、色んな想いがあった。嬉しかったし、試合を楽しむことはできた。けど今の自分じゃ黒黄を着れないと実感した。ずっと着たかったものだっただけに勝てなかったという現実の重さを痛感している。(ジュニアリーダーとしては)後輩がそれぞれ考えてくれたから、あれこれ言う必要もなくとてもやりやすかった。後輩のおかげでここまで来れたし、後輩には本当に感謝している。(後輩に伝えたいことは)最後まで諦めるなということ。自分も怪我が多かったけど、最後まで頑張っていたら結果は出るんだということを伝えたかった。皆で上を目指して欲しいです。(来週からは大学選手権が始まるが)ジュニアの四年生はみんな試合に出ることは諦めてはいないが、ジュニアの人間がどれだけ心の底から応援出来るかっていうのをずっと目標にしていた。今日試合に出て改めて実感したし、それが「ONE」の意味でもある。今年の四年は本当に仲が良くて、だからこそ少しでも長く一緒にいたいって思う。そのために自分は何が出来るかを考えて、少しでもチームに貢献したい。」
CTB篠原選手
「初めての決勝の舞台で、今週から気合入った練習をして、ベストを尽くせたとは思うがまだ足りない。次(早稲田と)当たった時に勝てるようにしたい。入りでむこうが流れにのったら勢いで来るとは思っていた。やっているうちは差はないと思っていたし、いつも通りやればと。(後半からは)のりのりでした。(4点差までいったが)そこの差、ミスから相手にトライを与えてしまいました。(去年は入れ替え戦、今年は決勝まで進みましたが)練習してきたことがついてきた。一人一人の能力も上がっている。もう一歩。(これから)僕らはジュニアなので、今の位置には満足していない。Aチームに絡めるように、一歩一歩練習していくだけです。」
WTB金本選手
「悔しい。優勝したかった。前半最初は慶應が攻めていたが、そこで取りきれなくて中盤から早大にやられてしまった。(後半に)早い時間にトライをとれて、4点差まで詰めたのに次の一本が取れなかった。4点差から一気に10点差にまで離されてしまい、試合を決める4点だったなと思う。あそこで取れてればと悔しいです。声は出ていたし、気持ち的には負けていなかった。(四年生に対して)決勝まで来て、勝たしてあげれなかったのが本当に申し訳ないです。けどまだまだシーズンは終わっていないので、大学選手権に向けて自分も頑張っていく。」
WTB保坂選手
「ジュニアで初めて決勝の舞台に立てただけに勝ちたかった。早稲田に負けたことが本当に悔しいです。(前半は)早稲田の攻めをまともに受けて押し込まれてしまった。(後半の四点差は)5分あればトライは取れると思っていたし、勝てると思っていたので、詰めきることが出来なくて残念。(四年生には)最後に優勝することが出来なくて申し訳ない気持ちが強いが、まだまだ選手権の優勝が残っているんで。選手権に選手で出ることが今の自分の目標です。」
慶應スポーツ新聞会 流王 友彬




















