早稲田大学
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2008/11/23 関東大学対抗戦
14:00KO  秩父宮
1st 2nd 1st 2nd
1 0 T 1 4
0 0 G 1 2
2 2 PG 1 0
0 0 DG 0 0
Referee: 下井 真介
TJ1: 下村 大樹
TJ2: 工藤 隆太
TJ3: 鈴木 正史
交代
13 21 濱本 (40min.)
4 18 三輪谷 (45min.)
1 17 福岡 (53min.)
6 19 大口 (66min.)
14 22 三木 (71min.)
交代

試合コメント

前半
01分 10川本PG成功
27分 11出雲トライ 
36分 10川本PG成功

後半
08分 10川本PG成功
19分 10川本PG成功


好天と大観衆の中、行われた早慶戦。結果だけ見れば、ダブルスコアでの敗戦。個の力に力負けする格好となったが、慶大にとっては学びある一戦となった。

前半、開始早々CTB竹本の好タックルからペナルティーを獲得し、これを確実にSO川本が決め先制する。その後、1トライ返されるも、ラインアウト、スクラムで早大にプレッシャーをかけた慶大は徐々に流れを引き寄せる。それが点に結びついたのが前半27分。早大のダイレクトタッチのミスからのラインアウトを起点に、SO川本が相手を引きつけたところをCTB竹本が抜け出し、FB和田とつないで、最後はWTB出雲が待望のトライを決めた。PR川村の負傷交代というアクシデントがあったが、タックルも効果的に決まり、1点差リードで折り返す「手ごたえある」(花崎主将)前半となった。

前半終了間際に負傷したCTB竹本がそのまま交代し、迎えた後半。4分に早大WTB田中の個人技でトライをとられると、その際タックルにいったラインアウトのキーマンLO西川が負傷し、交代を余儀なくされる。しかし、敵陣でプレーした際には確実にペナルティーを獲得し、8分、19分とPGで加点し、17-17の同点に追いつく。

だが、問題はこの後のキックオフだった。キックオフボールの処理は中途半端になったところを早大に奪われ、ゲインを許す。そのままSO山中の突破からHO有田にトライを奪われる。このプレーで「早大を勢いづけてしまい」(林監督)、徐々に早大が試合の流れを掴む。慶大はそれまで何とか食らいついていたブレイクダウンで徐々に劣勢になっていき、セットプレーも安定さを欠き始める。何人も選手が負傷交代した事態も重なり、自分たちのプレーが出来なくなる。後半32分には、マイボールラインアウトのミスから、最後はWTB田中に振り切られ点差を広げられる。慶大もアタックを仕掛けるもターンオーバーを許し、後半42分にはマイボールをジャッカルされたのが起点となり、WTB中濱にダメ押しのトライを奪われ、ノーサイドとなった。

敗戦という結果は残念ではあるが、大学ラグビーではトップレベルの早大に途中まで好勝負を演じたことは大きい。慶應らしいプレーが十分に発揮出来ていた60分までは、17-17と同点であったことが何よりの証拠だと言えるだろう。「しっかりブレイクダウンから球を展開していけば早稲田相手でもチャンスになる」(花崎主将)ことがわかり、自分たちの力を出し切れば、強豪相手にも十分通用することを確認できた。ただ、改めて均衡したゲームでのミスの怖さも思い知らされた。後半20分のキックオフの処理ミスからトライを奪われ、試合の流れを持っていかれ、結果ダブルスコアまで離されてしまった。こういったミスを防がないと「(大学選手権では)優勝は出来ない」ことも痛感させられる一戦となった。ケガ人が多いことが気がかりではあるが、ここからどれだけチーム一丸となって、毎試合「80分間最後まで慶應のラグビー」(HO柳澤選手)が出来るか。日本一を目指すために、今ここが花崎組の正念場であろう。

林監督
「(このチームは)去年決勝で負けた悔しさからスタートしているので、その早稲田と対戦できるということで勝ちたいと思っていた。アタックでは1対1の勝負、ディフェンスでブレイクダウン、タックル(を重視していた。)最初60分は17-17と思い描いた展開だったが。その後3つトライをとられて、一つはキックオフからのディフェンスでのミス、2つはタックルミスから。3つめはブレイクダウンでターンオーバーされるという恥ずかしいトライだった。また、CTB竹本、LO西川、FL松本が負傷したのも痛かった。
試合前、早稲田がメンバーを変えたり、スクラムがオーバーバインドになっているのを見て、慶應を意識して動いてきたなと感じた。そこで精神的に優位に立っているなとは感じた。例えば、前半は中濱君が前に走らない、思いっきりのよさが失われていましたよね。ただ、トライがとれないのはある程度わかっていたが、(それ以上に)とられた。取られ方がショック。(60分以降)試合が変わったのは起点は慶應のミスです。(PG成功)直後のキックオフがとれなかった。そこで早稲田を勢いづけてしまった。早稲田のようなチームは、キーになる時間帯での精度が高いので、そこに(自ら)つけこまれるスキを作ってしまった。」

花崎主将
「(記者会見)4年間早稲田に負けてシーズンが終わってきたので、最後に早稲田に勝ってというシーズンにしたかったのですが、対抗戦では負けてしまった。非常に悔しい。特に前半は手ごたえを感じていたので、後半なかなか自分たちのリズムが作ることができなかった。もう一回シーズンが終わるまでに早稲田と戦えるように日吉で練習したい。(手ごたえを感じた部分は)しっかりブレイクダウンから球を展開していけば早稲田相手でもチャンスになるんだなと。
本当に悔しいのは悔しいのですが、すごいやれるかなと思った。日本一は手に届くところにある、これからの頑張り次第だなと思います。もうちょいうまく戦ってやれば。同点に追いついたあとが(キックオフでのミスが)まだ甘いなと。ああいうのをとられると優勝は出来ない。あれがなければ。メンバーも変わって、ミスが出て、勢いに乗せてしまったのが嫌だった。(これから)戦い方は変わらない。みんな自信を持ってほしい。今日も前半の最初はやられたが、やっていくうちに自信が出てきた。大学選手権に向かっていきます。戦い方はこれでいきます。」

PR福岡選手
「四年最後の早慶戦で、みんなの想いとかを凄く感じていた。だからこそ出たら一生懸命チームに貢献しようと思っていたが、結果的には負けてしまって本当に悔しい。最後に出場が出来たのは本当に光栄に感じているが、やっぱり勝たなきゃ意味がないので、みんなに申し訳ないです。川村が調子悪いことを分かっていたんで、(途中出場に関しては)慌てず、プレイができた。(スクラムは)そこまで差は感じなかった。ただ最後が甘かったかなと思う。もっと攻撃的にしなくてはいけない。また早稲田と当たるかもしれないんで、次こそは勝てるように、しっかりと課題を修正していく。」

PR川村選手
「(交代の理由は)ケガです。ケガがあって100%で治していなくて完全な状態ではなかった。(スクラムは組んでみて)全然いけると思っていた。でも、交代してしまい、出ていない部員に申し訳ない。(これからは)焦らずに自分の100%になるまで試合には…。」

HO柳澤選手
「(今日は)得点をとった後の集中力が足りなかった。ディフェンスは最後が良くなかった。(メンバー交代が多かったが、影響は)少しずつ変化はあったが、皆信頼しているのでよかった。でも、1・4番が変わったことで、(相手の強みである)3・5番が押してくる形になってしまった。もっとプレッシャーをかけたかった。(ラインアウトについて)早稲田のラインアウトはシンプルなので、プレッシャーをかけられたと思う。アタック、ディフェンスともに安定してできた。(今後の試合は)80分間最後まで慶應のラグビーをする。もう一回り強くなりたい。」

LO村田選手
「いけそうだなと思った。どうしてもアタックしてる時間が少なく、チャンスも少なかったので、ずっとマイボールでいたかった。攻める機会が少なかったのが、点数になった。ラインアウト、最初の方は良かったが、コーラーになった後のが悔しい。経験を積んでいきたい。全体的にはまあまあ。今までの獲得率が下がっていたのが、ちょっとはパーセントが上がったと思います。こっちも向こうもスターがいない分、全員で戦う、総合力が問われる。フィットネス、タックルに磨きをかけたら早稲田を上回る。次、早稲田にあたったら、選手権では勝つ。」

FL伊藤選手
「(今日の試合で、動き回って、ボールをよく持ってたと思いますが)全然だめでした。けど、もう終わっちゃったんで、もっと練習して配線を前向きに捉えたいと思う。(ブレイクダウンで勝負が分かれましたが)前半は上手くコントロールできたが、後半受けに回ってしまった。(FWにケガ人が試合中にでてメンバーが代わったが)焦りはなかった。これからゆっくりビデオで見て、後半なんでああなったのかを反省したい。(今後に向けては)もう1度選手権で早稲田とできたらリベンジしたい。気持ちを込めて挑んだが、気持ちだけでは駄目なとこもあるんで、プレーのスキルを上げたいと思う。」

SO川本選手
「結局四年間で一回も勝てなかったので悔しい。ファンの人やチームメイト、OBの方がすごく応援してくれていたのを感じていたので、勝ちたかった。でも終わったことなんで、どうして負けたのかを冷静に考えて、この負けを次に活かしたい。四年生が下ばかり向いていても仕方ないんで。ずっとどっちに転ぶか解らない展開だったが、(後半20分からの)勝負の分かれ目でことごとく早稲田にターンオーバーされ、タックルも決まらなくなった。この負けはその差だと思う。ただこれが今の自分たちの実力。(インゴール前でのハイパンでのアタックは)後ろに下げて、それをターンオーバーされてトライを狙われるのが一番怖かったので、前へ蹴れば何かが起きると思ってハイパンで攻めていった。相手のフルバックもいつもとは異なっていて、対抗戦スタメン初めてだったので、そこを狙っていった。ただ結果的にはファールをとられてしまったりと、トライは取れなかったのは自分の力量が足りなかったから。(今後の目標は)あくまでも日本一なので、一戦一戦しっかりとやっていくだけ。怪我人は多いけれど、一つの試練だと思って、チームが向上していきたい。前向きに考えている。」

WTB出雲選手
「負ける試合ではなかった。最初の10分くらいは早稲田の圧力を多少感じたが、それからは特に感じなかった。(後半20から早稲田ペースになったが)課題としてきたブレイクダウンがうまくいかなくなり、ボールを早く出させてしまって、結果タックルの精度も落ちてしまった。(前半にはトライもあげたが)あのトライはたまたま自分があそこにいただけ。だけど練習して来た、ムーブで相手を崩してのトライだったのでそこはとても嬉しかった。(力を出し切りたいという話をしていたが)自分の力は出しきれたと思う。とにかくボールを持って走ろうと思っていて、今日はそれができた。ミスもあったがそれが今の自分の力。でも外を抜かれたのは久しぶりだったのでショックでした。(この1週間どのような気持ちで練習したか)出られない選手達のことを考えるようになった。4年間一緒にやってきて、いつも声をかけてくれた同期のやつら。試合に出たい選手がたくさんいる中で自分が出るのだから(頑張らなくてはいけない)と。(特に前日、今日は)リラックス出来ていた。早稲田を過剰に意識することはなく、チームとしてもそうだった。(これからは)チームとしてフォーカスしていることを80分持続出来るかがポイントとなる。負け続けて終わるのは絶対嫌なので、(大学選手権)勝ち進んで早稲田を次は必ず倒したい。」

WTB保坂選手
「復帰戦ということもあり、まだ力が少し足りなかった。(前半リードしていたが)リードといっても一点だったので、点差は考えずに。(対面は中濱選手)高校の時から対面だったが、意識しすぎずに。自分でも抑えられているとは感じた。(アタックでは)数少ないチャンスをものにしていきたい、精度を上げていきたい。(途中メンバーも変わったが)誰が出ても遜色ないのでそんなには。(これから)帝京に引き分けて、早稲田、日体に負けて、上には上がいるのだなと思った。これから日本一に向かって努力していきたい。」

慶應スポーツ新聞会 流王 友彬

青山学院大学戦 1

2011/10/23
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