法政大学
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2009/12/27 大学選手権
12:00KO  秩父宮
1st 2nd 1st 2nd
3 2 T 2 1
3 1 G 2 1
0 0 PG 0 1
0 0 DG 0 0
Referee: 桜岡 将博
TJ1: 下村 大樹
TJ2: 藤内 有己
TJ3: 谷之口 尚大
交代
4 18 立石 (18min.)
7 19 高橋 (59min.)
15 22 安村 (76min.)
交代
6 19
3 16
5 17
19 18

試合コメント

負けたら終わりの大学選手権。一回戦で福岡大を破った塾は国立への切符を賭けて法大と対戦した。試合は得点を取れば取り返される互角の展開で進んでいったが、法大にリードを許さず試合を進めた塾が33-24で勝利。見事2年ぶりに準決勝へ駒を進めた。
 
先制点を奪ったのは塾。前半6分、敵陣22メートルライン付近で和田(政3)から絶妙なパスを受けた落合(経3)が抜けだし最後は右に待つ小林(経3)へパス。見事に先制トライを挙げ、直後のゴールも和田が決めて7-0とした。しかし法大もすかさず反撃に出る。塾は8分にノットロールアウェイの後、ノット10メーターバックという不用意なペナルティでPGを与えてしまう。警戒していた「文字くんのペナルティキック」(林監督)を早々と与えてしまうが、このPGは外れた。しかし、徐々に法大の展開を繰り広げられ始める。そして12分にはトライを奪われて試合を振り出しに戻された。さらに塾は栗原(総2)が負傷退場する思わぬアクシデントに見舞われる。だが、この後得点を挙げたのは塾。26分に自陣からキックで一気に陣地を回復すると、相手FBが処理に迷っている隙に三木(経3)がFBへタックル。ルーズボールを増田(環3)がキックで蹴り出し、落合が拾って追加点を決めた。「キックとラン、二つのオプション」(林監督)と塾のゲームプランが的中、このトライを「今日のベストトライ」と評価した。後半に崩れる試合展開が多いことを考えると、さらに追加点を奪いたい塾だったが、その10分後幸運な形で点を取った。36分に和田がゴール前に大きく蹴りだす、そのボールを相手がノックオン。小川(環2)がボールを抑え込むと、走り込んでいた三木がパスを受け取ってトライを決めた。だが、ここで気が緩んだのか直後のキックオフボールを法大に取られると素早い展開からまさかの失点。21-14で前半を終えた。

 後半は開始早々の2分に法大の選手がパンチングでシンビンを受けて数的有利に立つ。ここから三木や村田(環3)のランでゲインしていき、最後はこの試合で積極的な突破をみせる落合が押し込んで26-14とした。リズムをつかんだように見えた塾だったが、ファーストタックルで法大を倒せず、法大Bksの早い球出しに苦しみ、勢いに乗れない。9分には自陣トライエリア前で粘りのディフェンスを見せていたが、対抗戦から課題となっていたモールからトライを決められて26-21と追い上げられる。さらに、18分にはPGを決められて26-24と1PGで逆転のところまで迫られてしまう。24分にはトライまで1mまで迫られるがここで小川(環2)の好タックルが決まって得点を許さない。次にトライを決めた方が試合を制す。そんな中緊迫の中試合を動かしたのは、エース・三木だった。28分にラックから藤代(環4)、和田のHB団を経由して落合、小林、三木の塾高3年トリオへと素早いパス回しを展開。最後は三木が見事なステップで1対2の状況からトライを挙げた。その後のゴールも決めて33-24と再び法大を突き放した。そしてラスト10分間は塾伝統の低いタックルで大柄の選手を次々と投入する法大に追加点を許さずノーサイド。2年ぶりの正月越えを果たした。

 「試合中のコミュニケーションミス」(松本主将・環4)からキックオフボールの処理ミスや、タックルミスなど課題はいまだあるが、塾らしいアタックで点を取れている。次戦の相手はリーグ戦王者・東海大。日本代表選手も有する強豪だが、「どのチームが来ても大の軸は変えない」(三木)。塾のラグビーを存分に発揮して、決勝進出を決めたいところだ。

林監督.
強い法政に2回戦勝って、次に進めることを何よりも嬉しく思っています。(今日のゲームプランは)対抗戦最後の2試合にエリアの取り方が課題となって、キックの使い方が良くなかった。敵陣からもっとボールを持って、キックとラン、二つのオプションをちゃんと使おうと。徹底的に回していこうと。ただ全体としても勇気を持って、攻めるべきなのに攻めなかった。今日も自分たちのアタックに自信を持っていないようなプレーが多くて、自信を持って攻めて、守れば良いと試合の中で感じました。(怪我人の現状は)一番の関心事は竹本だと思いますが、竹本は大丈夫です。栗原はちょっと重症かもしれないです。試合後ずっと泣きっぱなしでした。金子も次の試合も大丈夫です。ただ今出ている2番を抜かせればの話ですが。(法大の印象は)法政のコーチとも話していたのですが、お互い同じようなチームだねと。勝敗決めるのはやっぱり気合いだねと確認しあって臨んだんですが、法政は外に振ってくるチームで慶應としては多少戦いづらかった。これくらい僅差になることは十分予想していました。文字くんがペナルティをいっぱい決めて慶應が浮足だったら嫌だなと思っていたんですが、彼が最初何本かはずして、自信を失った時間帯があって、それが大きかったかなと思います。(今日のベストトライは)2本目のトライですね。法政のハイパンを警戒していたのですが、あのトライはそれをきっかけに取れたトライなので。(準決勝に向けて)とにかく自分たちのラグビーをしっかりやることが大事だと思いますので、相手がどこになっても慶應のアタックは今すごく良い状態なので、選手たちには自信を持ってパスして回して走ってというラグビーをして欲しいと思います。

松本主将
まず一つ1月2日の国立に進めることができたのが嬉しいです。試合内容的には、Fwdのモールディフェンスとか、キックオフボールの処理ミスだとかまだまだ修正するところがいっぱいあるなと思います。もっと良い形で次の試合勝てるように頑張っていきたいなと思います。(法大の印象は)やる前はイメージ的に早稲田に近いチームかなとは思っていたのですが、実際やってみて早稲田よりボールを動かしてくるなというのを感じました。接点でのプレッシャーだとか、敵陣でもう少しラグビーが出来ていれば法政のBksをもっと止められたかなとは思うんですが、そこが法政の強みだと感じました。(キックオフの処理のミスが目立ちましたが)そうですね。メンバーが違うことの影響はないと思うんですが、観客がすごく多い試合で、コールを前も後ろもしっかり出して誰が取るのかということを確認すべきだったなと思います。試合中のコミュニケーションミスです。トライまで結びついてしまったので、修正していかなくては。相手の文字くんが良いところにキックを蹴ったというのもあるんですが、もっと対応しなくてはいけないと思います。

川村選手
(勝利おめでとうございます)ありがとうございます。素直に嬉しかった。法政も最後なので、厳しい戦いで楽に勝てる試合ではなかったが、我慢して勝てた。(法大スクラムに良い印象は無いと言っていたが)相手にフィットするまでに時間がかかったが、3番が代わってから前に行けた。崩れなかったので、良かったと思う。(今日もライン参加が多かったが)サインもそういうプレーが多くて、前に出れた。(法大の印象は)強かったです。特に接点が。前に出てくるFwdと日和佐と文字の2人で近場のボールが多かった。低いタックルで抑えられたのは自信になる。(前回課題と言っていたモールについては)今日も1本取られたが、あれは積極的なミスだったのでしょうがない。合格点をあげてもいいが、もっと精度を上げたい。(遂に正月越えしました。次に向けては)正月が一つの区切りだったが、東海に向かってやっていかないといけない。東海に勝って、決勝に臨んで日本一になりたいです。

村田選手
(ラインアウトについては)脳震盪でほとんど覚えてないんですけど、取れていたらしいので良かったです。次につながると思います。(次戦に向けての抱負は)反省点が多々あると思うので、その反省点をちゃんと直して東海大戦に臨みたいと思います。

阿井選手
(復帰戦でしたが)久しぶりの試合だったんですけど、今回もチームに迷惑かけちゃったなって。本当自分の思ったプレーが出来なくて、ブレイクダウンもアタックもディフェンスも良くなかったので、しっかり修正して次の試合に向けていきたいなと思います。(怪我の影響は)少し。ベストではないですね。(特にどのあたりに課題が)今日はブレイクダウン。綺麗に出せないというか、みんなは良かったんですけれど。僕はクリーンアウトもタックルも良くなったので。早慶戦の時に比べたら、全然自分で行けてないので、修正しなくてはいけないと思います。(法大Bksの展開が早かったと思うのですが、どのように対応したのか)早稲田に似て速いラックがうまいので、FLの仕事として球出しを遅らせたら良いかなと思っていました。遅らせられた部分はあると思うんですけど、逆に入りすぎて外余られたとか、あんまり納得いってないです。(途中交代のあとはどのように試合を見ていたか)みんなは良かったので、負ける気はしなかったです。(次戦に向けては)ベストパフォーマンスが出来るようにしっかり準備して、もちろん優勝狙っていきます。

小澤選手
(今日の試合を振り返って)個人的にはもっとやんなきゃいけない試合だとは思いますけど、トーナメントなので勝つか負けるかで次が決まるので、今日勝てて良かったと思います。(法大の印象は)慶應と似ていて走ってくるチームでアタックさせたら強いし、ディフェンスも強いし素晴らしいチームでした。(Fwd戦については)ブレイクダウンでFwdの寄りが少し遅かった所があったので、そこを東海戦に向けて修正できたらいいなと思います。(モールについては)最初押し返せたんですけど、その後ずらされた時にみんながどんどん入っていけば止まると思うので、次は押されないようにしっかりやっていきます。(ハイパントについては)文字さんのハイパンが上手くて取りづらかったんですけど、次の試合は全部取ります。(次戦に向けて最も修正したい点は)慶應が今までやってきたことを全部やるだけなので、次でもベストを出せればいいと思います。(次戦の抱負は)次の試合はやります。

藤代選手
結果オーライなんですが、個人的にはもっとアグレッシブにやりたかった。和田に頼りすぎたので、もっと自分から仕掛けていきたかったです。(今日のゲームプランは)縦を突いていこうとしていて。それが効いて最終的に外が空いたので、プラン通り。自陣からでも攻めてトライできたのでよかったです。(苦しい時間帯もありましたが)今日はみんながディフェンスをがんばっていたので。自陣でも焦らずいつも通りにプレーをして、タックルさえできたら問題なかったので、そこからペナルティをもらって敵陣へ、という形だったのでよかったと思います。(次戦は)一戦必勝で、先を見ずにまずは国立で勝利したいです。

和田選手
(今日のゲームプランについて)ディフェンスではしっかり相手のペースを遅らせること。ボールの絡みをメインにやっていたんですけれど、それはそこまで機能しなかったですね。アタックはいつも蹴っていることを少しずつ回していこうと、それは上手くはまったなと思います。(法大Bksの早いパス回しについて)予想はしていましたけど、やっぱりうまかったですね。すごい良いBksだなと感じました。(トイメンだった文字選手は意識しましたか)抜かれしまったところもあって、もちろんトイメンに勝たなくてはいけないんですけど、僕らが目指しているのは慶應が勝つことなので、対文字さんというのはそこまで意識せずにやれました。(今日はコンバージョンも良い形で何本も決まりましたが)ホッとしましたね。これからもそういう試合が続くと思うので、しっかり7点にしていきたいですね。(次戦に向けては)全然出来ていないところが多いので、アタックにしてももうちょっとこういうところにいてほしいなというところにいなかったり、ディフェンスもセット負けだったり、タックルミスだったり課題があって、それは良いことだと思います。何より勝てたことそれが一番良かったですね。今はその気持ちがデカイですけれど、明日からはしっかり次の試合に向けて練習して、課題を修正していきたいですね。

三木選手
(法大の印象)今までのチームと比べて格段に強かった。Bks陣は個々の力が強く、1人で倒せないくらいだった。(試合全体を振り返って)法大は前に突破する力が強くて圧力があった。そのプレッシャーを崩すためにCTBやFwdが縦に攻めることを意識していた。またラックへのブレイクダウンを強くすることをフォーカスしていたが、前半はディフェンスの意識が弱くなってしまった。それでもハーフタイムで修正できたのはよかった。(自身としては)後半になってからはスペースを作り出すことで自分にトライのチャンスが回ってきた。(次戦に向けて)どのチームが来ても慶應の軸は変えない。いいラグビーをするだけ。

増田選手
(今日の試合を振り返って)法政も戦い方がすごくうまくて、自陣で戦うことが多かったんですけど、ディフェンスの時間も長かったんですけど点数もそんなにたくさん取られず、しっかり守れたんではないかなと。(どんなプランで臨んだか)SOがキーだったので、アタックでもディフェンスでもそこをしっかり注意して。アタックではターゲット10みたいな感じで。あとは相手が引いてディフェンスしていたので最初はずっと縦縦でやっていたのでそこは徹底できた。(予想通りに試合は進んだか)相手のミスでもらったトライもあるんですけど、取りたいトライの形もあり、全体的にはできていたのかなと。(キックが目立ちましたが)ミックスキッカーというか、キッカーを混ぜることで和田の負担を減らすという意味でも、今日は僕がタッチキックなどは蹴っていました。(トライにつながるキックもありましたが)サポートの選手も多かったのでトライにつながってよかったです。(他に個人的なプレーとしては)思ったよりすごい法政のタックルが良くて、一人目で倒されたりしてしまったので、相手をしっかり見て一人目で倒されないようにしたい。(今日での課題は)ミスが続くと自陣に入られてしまうので、自分たちでミスをしないことですね。ペナルティーをすると深くまで攻められてしまうので、反則をしないことも大事ですね。(次戦についての意気込みを)東海が来たら、フォワードがすごく強いので、その分バックスが縦に前に出てFwdのリズムを作っていけるように。個人的にはどの試合もやることは一緒なので。ボールをもらったら前に出るだけです。

落合選手
(今日の試合を振り返って)勝てて良かったです。(法大の印象は)すごい良いチームで、最後の最後まで気持ちが切れずに喰らいついてきたのでこっちも必死でした。でも、守りに入ったら負けると思ったので練習通り最後まで攻めようということで、勝ちきれて良かったと思います。(得点に絡むシーンが多かったが)自分の取ったトライはみんながアシストしてくれて、ただ取っただけなのでラッキーだっただけなんですけど、やっぱり嬉しかったです。(Bks陣の連携については)まだ外にもチャンスがあるし蹴るべき場所というのもあったので、もっとコミュニケーションをとって良い判断をしていかないと思います。(修正点、反省点は)今日、自分は自陣ゴール前でミスしてしまったんですけど、ああいうミスが命取りになると思うので、Aチームの試合に出ている以上ミスというのは絶対にしてはいけないので集中して練習していきたいと思います。(次戦に向けて)試合に出れるかどうかは分かりませんけどとりあえず一週間また練習できることになったので、自分のできる最大限の努力をして、あとは流れに任せてチームは進んでいくかなという感じです。(次は国立ですが)立ったことがないので立てたら嬉しいです。

小林選手
(今日の試合について)チームとしては自分も含めてディフェンスが良くなかったかなと思います。ボールの取られ方が良くなかったかなと。慶應はディフェンスのチームなんで、そこは次までに改善しなくてはいけない。(久しぶりのAチームでしたが)いろいろとあったんですが、出れない人の分も頑張ろうという気持ちはあった。けれども一番には、無心で試合に望む事が大事だと思っていた。(先制トライを挙げ、結果を残せたが)あのシーンについては落合が抜け出て僕は貰うだけだったので、まぁラッキーかなという感じです。(次の準決勝の意気込み)まずはメンバーに入る事。そして出場する事が出来たら勝利に貢献するプレーをしていきたいです。

慶應スポーツ新聞会
柿崎 智紀

青山学院大学戦 1

2011/10/23
青山学院大学戦 1