帝京大学
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2009/10/04 Jr.選手権
14:00KO  日吉
1st 2nd 1st 2nd
0 1 T 2 2
0 1 G 1 2
3 0 PG 1 0
0 0 DG 0 0
Referee: 三宅 渉
TJ1: 須藤 惇
TJ2: 長井 頼晃
TJ3:
交代
15 22 保坂 (40min.)
6 18 柴田 (50min.)
1 17 清水 (60min.)
12 21 高島 (66min.)
交代
12 21
13 22
1 16
4 18
6 19
9 20
3 17

試合コメント

強豪との戦いが続くジュニア選手権。一敗で迎える相手は、昨年ジュニア選手権準決勝で塾が劇的な勝利を収めた帝京大。日吉グラウンドには、好ゲームを期待する大勢の観客が詰めかけた。

キックオフ直後、塾は自陣でのペナルティから帝京大にPGを決められる。不穏な幕開けとなったが、前半10分に同じく敵陣でペナルティキックを得、同点とする。しかしその後、帝京大Fwdの強いプレッシャーが塾を苦しめ始める。前戦からセットプレーを修正してきた塾はアタックの機会を得るものの、ブレイクダウンで競り負け、ターンオーバされる場面が目立つ。「敵陣でマイボールになってトライが全然とれていない」(FL宇佐美・政4)。さらには逆にカウンターアタックの機会を与え、そこから追加点を許してしまう。ディフェンス面では、タックルを確実に決めることができず、帝京大Bksの動きを封じることができない。徐々にペースは帝京大に握られていき、ノートライのまま3-15で試合を折り返す。

 塾キックオフで始まった後半も、前半同様攻めきれずもどかしい展開が続く。ようやく塾らしい低く、鋭いタックルで大きなチャンスを作ったのは後半11分。プレッシャーをかけて得たペナルティキックで、塾は一気に敵陣ゴール前へと前進する。しかしこのマイボールのラインアウトは失敗。流れを変えることができない。後半20分に相手FBにトライを奪われると、25分にも追加点を許し、3-29と突き放される。 すると後半30分、ハーフェーライン付近でのラインアウトを起点とした攻防で、途中出場のFB保坂(環3)にボールがまわる。持ち前の俊足で相手ディフェンス網をかいくぐり、最後はゴールへ独走してトライ。流れが変わるかと思われたが、これが塾唯一のトライとなった。GKはSO安村(総2)がしっかり決め、10-29。点差はこのまま変わらず、ノーサイドを迎えた。

 重量のある帝京大Fwdの圧力の前に、再三のアタックの好機を逃してしまった塾。「ブレイクダウンのところで勝てなかったというのが苦しい試合になった原因」(金沢コーチ)。しかし、前戦の課題であったセットプレーには既に改善が見られた。この修正力で、次戦では慶大らしいアタックを見せてほしい。

金沢コーチ
(今日の試合を振り返って)早稲田戦はディフェンスの方のブレイクダウンは修正できていたんですけど、逆に今日はアタックの中でのボールが相手にターンオーバされるのが多かったかなと。それはボールキャリアーがタックルされたところで前に出れていないことと、精度と、あとは人数が少なかったということですね。そういうことでボールを継続出来なかったなと。だからセットプレーはすごく良かったので、特にラインアウトは良くて、アタックするんですけれども、そのあとのボールがすごい良くなかったですね。あとは一つ一つのタックルは良いんですけれども、ボールを蹴ったあとの追い込みかたとかで何回もラインブレイクされて。トライを二つはカウンターアタックが起点になって取られてしまった。そういうとこをもっと修正していかなきゃなって感じですね。基本的に自分たちのスキル不足で負けたかなって感じです。(Fwd陣の大きさの劣勢が否めなかったがどう対処したか)最初からFwdは押されるというのが分かっていたので、CTBをスクラムのすぐ傍においてNo.8からすぐ出してっていうのを準備していたのですが、出してもブレイクダウンが駄目だったというとことですね。 ブレイクダウンのところで勝てなかったというのが苦しい試合になった原因ですね。(早大戦に比べてセットプレーはかなり修正できたように感じましたが)そうですね。ラインアウトはすごく良かったです。だから早大戦に比べてアタックする回数は多かったんですけれども、それを継続出来ないというのが課題ですね。(次戦に向けては)勝ち点数なので、ボーナス点も欲しいですし、とりあえず4位以内に入るっていうのがセカンドステージに入る基準になるので、とりあえず勝たなくてはいけない。早稲田戦のラインアウトとディフェンスのブレイクダウンは修正出来たので、次はアタックのブレイクダウンを修正してぜひ勝ちたいなって。負けてすごく悔しいんですけど、結果は出てしまっているので、前に進むしかないと思っています。

児玉ゲームキャプテン
(試合の感想は)率直に悔しい。早稲田戦でセットプレーが課題として残ったのでまずそこを安定させて、慶応のオフェンスの時間を増やしてとにかく攻撃していこうという感じで試合に臨んだのですが、フィジカルの差などのせいで自分たちのプレーをさせてもらえず、肝心のアタックができず全てが後手になってしまった。本当にチーム全体でフィジカルさがあるなと感じた。タックルが勝っていても、フィットネスが勝っていても、一対一の局面で負けてしまうとトライはなかなかとれないし厳しい試合展開になってしまう。実際低いタックルというのは実行できていたし走り勝ててもいた。けれど低いタックルを入れた上でまだ完全に倒しきれなくてつながれてしまったりした。(課題は)帝京がフィジカルが強いというのは十分理解していたのに対処がうまく出来ていなかった。接点で相手より人数を多く使ってしまうとどうしてもラインが足りなくなってしまうので、ディフェンスで一発のタックルで倒すことがとにかく重要。(個人としては)流れを変えるプレーができなかったのが悔しい。たとえどんなに流れが悪くても、一発のものすごいタックルで流れが変わることもある。そういうプレーができず、ずるずるといってしまった。ゲームキャプテンとして声を出しチームを盛り上げなくてはいけないのに、雰囲気の悪いときにチームを盛り上げることもできなかった。(次の試合に向けては)とにかく勝つこと。それだけです。

古田選手
(今日は)ブレイクダウンのところで、相手よりも高く入ってしまって、ボールをキープできなかったのが敗因の一つだと思う。(接点での帝京は)大きいので、こっちがどうしても小さくなってしまう。そこで高く行ってしまうと、大きさに負けてしまうので。低くなれなかったところが良くなかった。スクラムも(帝京は)重いので、自分たちのスクラムを組めたら勝てるんだろうと思うが、100%出せたとは言えない。でも、そこまで悪くはなかったと思う。(今季の目標は)Aチームの廣畑(環4)さんという大きな存在を、今年中に超えることが大きな目標。追いつくようにがんばります。

宇佐美選手
(今日の試合を振り返って)初戦に比べたらやりたいことは出来たと思うんですけど、帝京がブレイクダウンが強いチームなので、集中して臨もうとチームで確認したんですけど、でもちょっとそこで後手を踏んでしまって、思うように出来なくて。ラインアウトは前回に比べてとれるようになったんですけど、スクラムでおされてしまって。自分たちのやりたいアタックは多い本数出来なかったですね。(スクラムでのペナルティが目立ったが)試合中に全員で修正していけなかった。敵も落ちていたので、お互い全然良くなかったのですが、早稲田戦と同じでスクラムの修正能力が全然出来ていない。それを実感した。(最後まで流れを変えられなかった理由は)敵陣でマイボールになってトライが全然とれていないこと。セットプレーから我慢して球を出して、トライまでっていうのがないですよね。保坂のトライはすごい良いプレーだったとは思うんですが、普段慶應が練習しているようなセットプレーから回してトライをとるっていうのが全然出来なかった。(早大戦から改善できたことは)ラインアウト。タックルもトライはとられてしまったのですが、良かったんじゃないかなって思います。(法大戦に向けては)一個一個練習でやってきたことを出すしかないんですけど。敵は自分たちの中にある気がします。接戦になるのは当然なので、その時に一人一人高い意識でできるようにやらなくてはいけないですね。

立石選手
早稲田戦でタックルで倒しきれないというところがあったので、それを修正していこうとしていたのですが、結局相手のトライは自分たちのミスタックルからだったのでそれが悔しい。ブレイクダウンで負けてしまっていたので、ブレイクダウンはもっと強くならないと。(フィジカル差について)僕自身は感じてはいなかった。それにたとえあっても、それならばさらに低く強くタックルをすればいい。だけどそういういい形でなかなかできていなかった。(Fwd全体としてどうだったか)早稲田戦でラインアウトがひどかったのでそこはしっかり練習してきて、今回ラインアウトの成功率はそれなりに高かったというのは良かった。スクラムは修正していきます。(個人としては)自分はAチームにも出させてもらっているので、チームを引っ張っていかなければいけないのに、なかなか効果的なプレーができなかったのが悔しい。(次戦に向けては)ブレイクダウンでの強さとスクラムでの安定感に重点を置いてやっていきたいです。

安村選手
(今日はどのようなゲームメイクを狙っていたか)帝京の重たいディフェンスに対して、自陣にいると圧力をかけられると思ったので、キックでエリアをしっかりとっていこうと思った。キックゲームで負けないようにと思ったのですが、なかなかうまくいかなかったです。(苦戦の原因は)ブレイクダウンで圧力かけられてしまった。綺麗な球だしが出来なかった。(Jr選手権ではSOでの出場が続いていますが)大学入ってからはSOをやっていなかったのですが、自分の持ち味である速いパスと、キックを活かせるポジションなので、SOでも出場出来れば嬉しいです。特にポジションにこだわりはありません。(早大戦から修正出来た点は)ディフェンスは良かったのかなと思います。ブレイクダウンから速くボールを出させないという点は修正出来たかなと思います。ただ今日はアタックが良くなくて、フェーズをかけての攻撃が出来なかった。(次戦に向けては)勝つしかない。4トライ以上とってボーナスポイントを取る。ちょっと今までと流れを変えなきゃいけないかなって思っています。練習から何かを変えていかないと、このままじゃだめです。(今季の自信の目標は)対抗戦に黒黄を着て出ることです。小さいころからの夢なので。今年絶対に対抗戦出場を果たしたい。

保坂選手
(今日の試合を振り返って)早稲田戦から成長した部分もあるんですけど、まだ直せていない部分もあり、自分的にも内容は全然よくなかったので課題が多かったって感じです。(具体的な課題は)一つ一つのプレーの精度というか、もっと高めていけるものがあったと思いました。(トライについては)偶然なんでそんなに気にもせずって感じです。(途中出場だったが指示などは)前半キック処理でやられていた部分があったのでその辺をしっかりやるようにと言われました。(秋の個人の目標は)一つでも上のグレードで出て試合するのを目標にしたいと思います。

慶應スポーツ新聞会
長崎 佑香

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