(目黒周平)個性について

こんにちは。

今回は少し、小林秀雄という人が講演でゴッホを例にとって話していた、個性ということについて、最近聴いて印象的だったので書かせていただきます。解釈はどこか間違っていると思うので、機会があればCDをぜひ聞いてみてください。

私たちは例えば、私はこんな変わった声である、とかこんな大きなアゴを持っている、などの身体的な特徴で個性を得ることが多いと思います。あとは潔癖である、とか頑固であるとかの性格的な特徴もありますね。こういうことはその人の個性だから尊重しましょう、といわれているわけです。それに関して小林さんは そんなものは個性でないと言います。そんなものはただ、人と違っているだけであると。こういう風な意味の個性というのは、その人のspecialtyであってoriginalityではないということです。誰にでもあるもので、その人の生まれや境遇によるものです。

では、個性とはどういうものでしょうか。人と違っている、個性的であるというのは本来それほど喜んで誇れることではないでしょう。そんなものは批判しつくして克服しなければならないものである、そういう精神こそが個性である、と小林さんは言っています。例えば背が低い人は、それを人より背が低いから個性的 だと主張することが個性ではないのです。私は背が低いがこんなことができる、とその人それぞれのspecialtyに打ち勝つ精神が個性なのです。尊重すべき個性とは、実は私たちが尊重しがちなspecialtyの先にあるのではないでしょうか。

そうした精神を得るためには、個性的な自分の特徴と向き合わなければならないでしょう。そして自分の打ち勝つべき個性的なものについて深く知らなければなりません。顔が大きい、などの個性的なものには打ち勝つ精神は必要ない気がしますが、自分の打ち勝つべき個性的なものはおそらく誰にでも一つはあるでしょ う。

私にも一つ、この大学4年間で打ち勝つべき個性的なものがあります。それに打ち勝つべく、よりそれと向き合おうと心を新たにできました。そういうわけで最近ではとても印象的だったので少し書かせていただきました。

 

本日の日記リレーは3年WTB目黒がお送りしました。読んでいただきありがとうございました。

 

2010/08/24(火)
慶應義塾體育會蹴球部