2009/11/14(土)
慶應義塾體育會蹴球部
(和田拓)言葉の力
空が高い季節になりました。夜になれば街はすでにイルミネーションで鮮やかです。
ホームページをご覧の皆さん、こんにちは。和田拓です。
先日、おもしろい本を読みました。「耳で考える」という本で、養老孟司さんと久石譲さんの対談形式になっています。以前養老孟司さんの本を読んでおもしろいと思ったのと、個人的に久石譲さんの音楽が好きなので買ったのですが、一見難しそうな話題でも本当にわかりやすく書いてあるという印象を受けました。お時間のある方はぜひ読んでみてください。おすすめです。
その中で私が一番気になったのは、「言葉」に対する文章でした。「言葉というものは、何でもないことを豊かにしてくれるものであるべき。」「互いの関係をもっと豊かなものにするために言葉を使う……すごく大切だと思います。」 私もそう思います。誰かと二人でいる時も、大勢で盛り上がっている時も、政治家が世界平和を叫ぶ時でさえも、私は今隣にいる人を幸せにできるような言葉を使えば、もっとこの世界は温かくなるのかなとか思ったりします。昔読んだ本に「戦争って、誰かに空は綺麗だと伝えたい、何々してあげたいと思うことと、まったく逆の行為なんですね。」という文章があったことを思い出します。そんなスケールのでかいことを考えてみたりしました。
180°話は変わりますが、私たちはラグビーをしている時よく「言葉」のない世界に入ることがあります。言葉を発する暇もない位の瞬間でチームメートと連携しながらプレーしなければならないこともよくあるからです。この動きをすれば、あの人はこう動くという感覚も大切になってくるので、逆に言えばそれを求めて練習しているともいえると思います。試合中のコミュニケーションは極めて重要です。ですが、もしかすると、勝負を左右する本当の瞬間には言葉はいらないのかもしれません。
「言葉」に対する考え方は様々だと思うので、何がよくて何が悪いのかなんてさっぱりわかりません。それでも、言葉は選び方一つで人に与える影響は変化します。人を救う優しい言葉もあれば、オレオレ詐欺のように人を傷つけてしまう言葉も事実としてありますから。言葉を発する時、大事なのは言葉自体を大切にする気持ちと、竜太郎の日記リレーのようにその言葉に意味を持たせるよう、しっかりと行動するということだと思います。
なんとなぁくそんな事を考えた午後のひとときでした。
最後に。いつも応援ありがとうございます。多くの支えがあっての今だと常々感謝しております。
そして、長い月日をかけて練習してきたのは、結果を残すためです。もちろん言い訳なしで、最後までチャレンジし続けたいと思います。それでは、失礼します。
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