2011/11/23(水)
慶應義塾體育會蹴球部
(栗原大介)積み重ね
こんにちは。
本日は今年度副将を務めさせて頂いている、LO栗原大介がお送りさせていただきます。
新体制となり早八か月となりました。
私たち四年生にとっては最後となるシーズンも深まり、残された対抗戦は早稲田戦だけとなりました。今年度皆様もご存知の通り体制が変わり、去年度まで主力であった先輩方も多く卒業されて今年度は慶応義塾蹴球部という組織は大きく変化しました。そのためチームのスタートから今まで本当に試行錯誤の連続でした。
「国が何をしてくれるのか問うのではなく、国のために何をできるのかを自問して欲しい」
これはジョン・F・ケネディが就任演説の際に言ったことです。これは一つの組織にも当てはまることで、当たり前のようでなかなか出来ないことです。幸か不幸か私はこの四年間で手術を必要とする膝の怪我をすることが二度あり、長いリハビリ期間の中でこのようなことを考えることが多くありました。
期待することは簡単です。しかしそればかりでは首脳陣が全ての組織になってしまいます。この部を形作るのは一部員である自分である、という自覚がチームを成長させる糧となりそのチームのスピリットになると考えています。今年のチームも体制が変わり様々なことが変化していく中で戸惑いこそありましたが、その中で一人ひとりが徐々に自覚を持ちチームに少なからず影響を与えていると感じます。
その一つ一つは小さく、目に見える結果として出てくるまで時間はかかっています。
試行錯誤の中で時にラグビーが嫌になるほど体を追い込み、時にミーティングを重ね涙するまで熱く語り、時に首脳陣とチームの方針について本気でぶつかり、時に皆で笑いあいながら日常を過ごす。
これまで積み重ねてきたものはラグビーだけではなく、仲間との時間もその多くを占めています。それらの道のりは決して平らな道ではありませんでした。友と一歩、そして一歩と歩んできた道は結果がついてきておらず未だどこにいるかは分かりません。しかし自分の心の中にも今、歩んできた道のりは確かなものとして刻まれています。
今年の慶応は悲しいときや悔しい時にしか涙を流していません。しかしいくつもの日々を超えて辿り着いた今、もう迷いは必要ありません。ただひたすらに真っ直ぐ私たちが目指してきた「大学選手権優勝」に向かって走り抜ける。どんなに格好悪くても無様でもいい、それが自分たちの積み重ねてきたものだと胸に刻んで残り少ない時間を駆け抜けていき最高の涙を流そうと思います。
自分のためにも、今まで自分を支えてきてくれた家族を始めとした様々の方々に集大成を見せる意味でも、仲間たちと積み重ねてきた小さな小さな積み重ねを形にするためにも、全力で結果を追い求めてやっていきたいと思います。
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